2018.3.20(Tue)
美は1日にしてならず
3月は寒暖差がはげしく体調管理も大変な時期です。花粉のアレルギーのある人にとっては、さらに辛い時季ですよね。
3/6の講座に参加いただいた方もいらっしゃると思います。大盛況の講座となりました。本当にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
直接、お目にかかるとアドバイスも細かく出来て、ご自分のお肌のお悩みが解消し、サロンにいらっしゃるお客様にもアドバイスの説得力が上がります。今回のメイク講座にご参加の皆様は、サロンのオーナー様が多く、お忙しい中の参加で、かなり真剣に学んで帰ろうとの気迫も感じました。
現代は、エアコンディショナーが一年中付いていますから、どうしても、乾燥が気になってしまいますよね。実際、お手入れはしていても乾燥が気になるとのお声を沢山いただきました。
参加できなかった方のために、今回の講座内容を簡単にご紹介しますね。
プロのお直しメイクテクニック!
メイクの上から乾燥シワ即改善!
今回は「瞬時に乾燥小じわをオフ」がテーマ。まずはデモンストレーションを皆様に見て頂きました。モデルスタッフの半顔に「デイリーモイスチャー ライジングミスト」と「アイ・スティックセラム」を塗り重ねたら、小じわが膨らみ、ピンと張って半顔がみるみるリフトアップ!
その場のお手入れで、目に見えるリフトアップを目の当たりにした皆様、俄然やる気満々となっていただけたようでした。皆様、自分で半顔を練習し、その後は相モデルでの練習をしていただきました。
相モデルで練習していただくと、サロンにいらっしゃるお客様へのサービス向上にもつながります。さらに、実際に体感することで、納得して毎日のお手入れに取り入れられますね。
今回使用した3つのアイテム「デイリーモイスチャー ライジングミスト」「アイ・スティックセラム」「ダーマライズ ファンデーション」は、日中のスキンケアにも使えるアイテム。
冬だけでなく、年がら年中、乾燥でお悩みの人だらけの昨今ですから、日中のスキンケアからも乾燥小じわ・乾燥クスミ・乾燥たるみを予防するのが大切です。参加サロンの先生方も乾燥に悩んでいる方がたくさんいらっしゃいました。
乾燥の原因は?オーバートリートメントの可能性も
乾燥の原因は何でしょう?お忙しい毎日で、睡眠不足や栄養不足やストレスとの闘いもあるかもしれません。また、お手入れのし過ぎなのか、はたまた、力技とも云えるスクラブのし過ぎなのか?大切な角質層が薄すぎるための乾燥肌もお見受けしました。
角質層は、バリアゾーンですから薄すぎるのも問題です。角質層に脂分と水分を貯め込んでこそ、うるおい肌となります。角質は約28日周期ではがれていくもの。年々代謝が遅くなるからと、無理やりスクラブやピーリングをするのは肌荒れのもとです。
スクラブやピーリングで角質層が薄くなってしまうと、うるおいをとどめておくのが難しくなり、乾燥やくすみのもとになります。角質が厚くて乾燥すると勘違いする方もいますが、角質の薄い方が、乾燥荒れからの炎症反応も心配です。
肝斑なども、ホルモンの影響といわれていますが、実はお手入れの方法に問題があることもあるのです。日々の洗顔やお化粧の仕方が「こすりすぎ」ると、肌に刺激となります。
特に角質が薄い方は、お顔の中で一番こすれやすい、頬の高いところのシミのもと=メラニン色素が刺激されて肝斑になっているのでは?と、仰るお医者様もいらっしゃるほど。
実際に、きれい好きで几帳面な方に、角質の薄い乾燥肌が多いのです!日本人は几帳面で綺麗好きですからね。脂性肌と思っている人も、実は隠れ乾燥肌がほとんどです。乾燥しすぎていて、肌自体が乾燥から守るために自ら皮脂を多めに出している。
水分と脂分のバランス、そしてそれを保つための柔らかいふかふかの角質が必要です。肌はこの3つのバランスで美肌を保っていますから。その上で、高機能の化粧品で補っていれば、少々の手抜きでもキレイを保つことが出来ます。
ゴシゴシの数だけ、肌がくすみます
洗顔の「ゴシゴシ」、タオルで拭く時の「ゴシゴシ」、スキンケアを「ゴシゴシ」つけて、メイクも力任せで「ゴシゴシ」と塗り、ブラシで「ゴシゴシ」と色を付ける。きれい好きで几帳面な方ほどやってしまいがちな失敗。
ゴシゴシの回数=くすみ色素沈着と炎症・乾燥たるみにもなりかねません!お肌は、優しくソフトに取り扱ってくださいね。
脳とお肌は密接につながって情報交換をしています。ストレスの多い日は、お肌をやさしく取り扱って、気持ちよさをじっくりと感じていれば、ストレス脳も癒されますよ!
講座に参加された方も参加できなかった方も、肌は日々生まれ変わっていますので、肌を優しく取扱い、肌の働きを正しく理解し、良い化粧品を賢く利用して、ますます綺麗に!
日差しが強くなり、外出も多くなりますから日焼け止めクリームよりも、美容液がたっぷり入ったファンデーションの方が、日中美容でお肌を守りながらきれい肌に見えるので、何倍もお得で簡単だったりします。
力技のシミ取りレーザーや角質スクラブ、ピーリングは、即効性の傍ら危険も伴います。刺激やダウンタイムの必要もなく負担のない日々の優しいお手入れのほうが、脳ストレスも癒し、長い目でも確実にキレイになります。
情報過多の美容業界ですから、正しい情報を選んでお客様にも、美の信頼と素晴らしい技術と商品を提供したいですよね。
美は一日にして成らず。
生き方と姿勢をただしてまいりましょう!
今回は、講座のご報告とお礼をこめて。感謝とともに。ありがとうございました。
ヘアメイクアップアーティスト
JJ,anan,25ans などの主力女性誌、各テレビ局、全日空、資生堂など日本の一流企業をクライアントとして持ち、広告業界の第一線で活躍。同時に人相学を学ぶことで、メイクで好感度をアップすると運命がよい方向に変化していくことを発見し、美運メイクを考案。 美と開運のナビゲーターとして活躍の場を拡げている。